はじめに
前の記事では、幼稚園・保育園・認定こども園の制度や違いを一通り整理しました。
それぞれの立ち位置や役割、どんな家庭を想定している制度なのかも、ある程度理解できたと思います。
参考:幼稚園・保育園・認定こども園の違いは?わかりやすく整理してみた!→リンク
でも、いざ「じゃあ、我が家はどこに通わせる?」と考え始めると、また迷い始めました。
子ども3人を予定している我が家に合っているのはどこなのか、実際にかかるお金はどのくらいなのか、今の判断で後悔しないだろうか。
制度としての正解と、家庭として無理のない選択は、必ずしも同じではありません。
だから今回は、
- 我が家が何を基準に考えたのか
- 通わせる前に整理した想定費用
この2つを中心に、「我が家なりの考え方」を正直にまとめてみることにしました。
①まず考えたのは「お金」|通わせる前に整理した想定費用
最初に向き合ったのは、やっぱりお金のことでした。
幼児教育・保育の無償化があるとはいえ、「完全に0円になるわけではない」ことは、事前に知っておきたかったからです。
あとから「思っていたより出費が多かった…」とならないためにも、現実的な費用感を把握することを優先しました。
比較した費用項目
我が家が整理したのは、主に次の項目です。
- 月額保育料(無償化対象・対象外)
- 給食費・教材費
- 行事費、制服代
- 延長保育・預かり保育の費用
月ごとの金額だけでなく、年単位・入園時にかかるお金も含めて考えるようにしました。
②我が家が整理した「幼稚園・保育園・認定こども園の費用感一覧表」
| 項目 | 幼稚園 | 保育園 | 認定こども園 |
|---|---|---|---|
| 主な対象年齢 | 満3歳〜就学前 | 0歳〜就学前 | 0歳〜就学前(区分による) |
| 無償化対象 | 3〜5歳の保育料 | 3〜5歳の保育料 0〜2歳は住民税非課税世帯のみ |
区分により幼稚園・保育園と同様 |
| 月額の主な費用 | 給食費:4,000〜6,000円 教材費:1,000〜3,000円 |
保育料:0〜6万円(所得による) 給食費:4,000〜7,000円 |
保育料:0〜6万円(区分・所得による) 給食費:4,000〜7,000円 |
| 入園・年度初期費用 | 入園金:3〜10万円 制服・用品:2〜5万円 |
入園準備品:1〜3万円 | 入園金:0〜5万円 制服・用品:2〜5万円 |
| 預かり時間の目安 | 9:00〜14:00 預かり保育あり(有料) |
7:30〜18:30前後 延長保育あり |
園により幅あり 長時間対応も可能 |
| 費用面の印象 | 初期費用は高めだが 月額は比較的安定 |
所得次第で差が大きい | 幼稚園と保育園の中間的 |
③幼稚園に通わせた場合の想定費用感
無償化対象になる年齢
幼稚園は、満3歳以降が主な対象です。
それ以前は、基本的に通わせることができません。
月ごと・年ごとの費用感
- 保育料:無償化対象(上限あり)
- 給食費、教材費:月数千円〜
- 制服、行事費:入園時や年度初めにまとまって発生
見えにくい出費
- 預かり保育の利用料
- 行事ごとの追加費用
正直に感じたメリット・不安
教育面はとても魅力的。
ただ、3歳未満を預けられない点と、預かり時間の短さは、我が家にとっては不安要素でした。
④保育園に通わせた場合の想定費用感
収入によって変わる保育料
保育園の保育料は、世帯収入によって変動します。
無償化後も、給食費などは別途必要です。
長時間預かりの安心感
長時間預かってもらえる安心感は大きく、共働き家庭にとっては現実的な選択肢だと感じました。
家計的に見た現実ライン
極端に高いわけではなく、「払えない金額ではない」という印象。
費用以外で感じたこと
教育面よりも、生活リズム・保育重視という印象を受けました。
⑤認定こども園に通わせた場合の想定費用感
認定区分による違い
認定区分によって、幼稚園寄り・保育園寄りの利用が可能。
幼稚園寄り/保育園寄りで変わる印象
園ごとの差はありますが、教育と保育の両立を意識している印象でした。
費用と柔軟さのバランス
費用面は、幼稚園・保育園と大きな差はなく、柔軟さがある分、使いやすそうだと感じました。
「一番現実的かも?」と感じた理由
年齢や家庭状況に応じて、通い方を調整できる点が大きな魅力でした。
比較表を見て感じたこと|意外と差は大きくない
実際に費用や条件を表で比較してみて、我が家が感じたのは次の点です。
- 満3歳までは、幼稚園は選択肢に入らない
- 費用面で、想像していたほど大きな差はない
- 高校、大学の教育費と比べると、差額は15万円前後ならば、預かり体制や方針を優先してもいいのではと思えた。
じゃあ、我が家は何を一番大事にしたいか
費用面で決定的な差がないと感じたことで、重視したポイントは次の3つに絞られました。
- 幼児教育の考え方
- 預かり対象年齢
- 預かり時間の柔軟さ
我が家は、子ども3人を想定しています。
2年おきに家族が増えると仮定し、夫は継続して働き、妻は育休を取るとしても、日中、赤ちゃんと3歳未満の子を1人で見る期間はかなり大変だと感じました。
だからこそ、3歳になる前から預けられる施設が現実的だと考えました。
今のところ、一番現実的だと感じている選択
現時点で、我が家の考えに一番近いのは認定こども園です。
理由としては、
- 年齢に応じて通い方を変えられる
- 教育と保育、どちらも大切にできそう
- 費用面でも無理がない
もちろん、園ごとの差は大きいので、最終的には見学や説明を聞いて判断するつもりです。
でも、「我が家としての軸」は、この整理でかなりはっきりしました。
おわりに
幼稚園・保育園・認定こども園。
どれが正解なのか、調べれば調べるほど迷ってしまいました。
でも今は、迷うのは、それだけ真剣に考えている証拠なんだと思っています。
周りと比べて焦ったり、「早く決めなきゃ」と不安になったりすることもありました。
家庭の状況も、働き方も、子どもの性格も、どれも違います。
だからこそ、同じ答えじゃなくていいし、途中で考えが変わってもいい。
この記事が、同じように迷っているご家庭にとって、「どれを選ぶか」ではなく、「どう考えるか」の材料になればうれしいです。
もうすでに、考え始めているその一歩自体が、きっとあなたの「正解」に近づいているはずです。
